日本人が住みやすい国7選|海外移住先を選ぶ際のチェックポイントも解説

日本人が住みやすい国7選|海外移住先を選ぶ際のチェックポイントも解説

2023年10月時点で約57万人の日本人が海外に長期滞在しています。
前年と比較して約2万人以上の日本人が、夢や希望を胸に生活の拠点を海外へ移しているのが現状です。

しかし、海外には日本とは異なる文化や環境があり、それぞれ魅力と課題が存在します。
海外での暮らしを充実させるためにも、自身のライフスタイルや優先事項に合った国を選ぶことが重要です。

この記事では、日本人にとって住みやすい国をエリア別に7か国解説します。
各国の魅力や選ぶ際のポイントもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【日本人向け】住みやすい国のチェックポイント5選

【日本人向け】住みやすい国のチェックポイント5選

日本人が住みやすい国のチェックポイントは、以下の5つです。

  1. 収入源を確保しやすい
  2. インフラが整備されている
  3. ビザを取得しやすい
  4. 治安や情勢が安定している
  5. 医療・介護・教育体制が整っている

海外にはさまざまな国が存在するため、日本人が住みやすい国も限られています。
譲れない要素と、妥協しても良い点を明確に定めたうえで、自身の目的にあった海外移住先を選びましょう。

ポイント①:収入源を確保しやすい

海外移住をする際に重視するべきポイントの一つが収入源の確保です。
特に、貯蓄が十分ではなく、語学力や特定の専門スキルがない場合、仕事を見つけやすい国を選ぶことが大切です。

なかでも、東南アジアは、多くの日本企業が進出しており、営業、コールセンター、事務職など幅広い職種での求人があります。

具体的な求人市場や現地の就労環境については、現地の日本人コミュニティや移住エージェントからも情報収集すると良いでしょう。

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ポイント②:インフラが整備されている

移住先のインフラが整備されているかどうかは、日常生活の快適さに直結する重要なポイントです。
インフラとは、社会や経済、そして個々の生活を支える以下の基盤を指します。

  • 電気
  • ガス
  • 水道設備
  • 道路
  • 公共交通機関 など

例えば、日本の上下水道は、すべての市民に対して公平に提供される公共サービスです。

しかし、海外では同じ都市内でも、水道の利用時間や水質に差があります。
他にも、移住先でシャワーのお湯が十分に出るか、公共交通機関が時間通りに運行しているかなど、ストレスの原因となるインフラ整備状況をきちんと確認しましょう。

引用:水分野の途上国における課題

ポイント③:ビザを取得しやすい

海外移住先を選ぶ際のポイントとして、ビザの取りやすさもリサーチしておきましょう。

海外移住に必要な永住権または相当するビザや制度は、おもに以下の6つのカテゴリーに分けられます。

  • 購入系
  • 起業系
  • 結婚系
  • 投資系
  • リタイアメント系
  • 観光系
  • ワーキングホリデー など

ビザの取得難易度は国によって異なるため、資産状況や専門的なスキルの有無により、希望する国への移住が難しいケースも少なくありません。

まずは希望する国を選び、利用可能なビザの種類やそれぞれの取得難易度を確認してみましょう。

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【関連記事】【海外移住におすすめ】永住権が取りやすい国9つをアジア・ヨーロッパ・英語圏に分けて解説

ポイント④:治安や情勢が安定している

日本人が海外移住する際には、治安や情勢の安定度を重視しましょう。

日本は世界でも治安が良い国として知られており、女性が夜遅くに一人で出歩けるほど安全です。
そのため、日常的に警戒心を持つことに慣れていない日本人が多い傾向にあります。

これに対し、海外では犯罪のリスクが高い国もあり、日本と同じ感覚で生活すると危険に遭遇するリスクが高まります。
例えば、ウクライナ周辺では ロシアとの武力衝突が続いており大変危険です。

また、東南アジアにあるタイとマレーシアの国境付近では、イスラエル武装勢力による襲撃事件が多発しています。

さらに、政治が不安定な国や、政教分離が徹底されていない国では、異文化間の摩擦や紛争が発生しやすくなります。
治安や情勢が安定した国を選ぶことで、安心して生活を送れるでしょう。

引用:海外安全ホームページ

ポイント⑤:医療・介護・教育体勢が整っている

海外移住を考える際、教育・医療・介護の充実度は重要な要素です。

日本では最先端の医療技術が比較的手軽に受けられますが、海外では保険制度や医療費の負担が異なります。

例えば、イギリスの医療施設を受診するには、患者ごとに割り当てられた医師による問診を受ける必要があります。
医療費は原則無料ですが、非緊急であれば約2〜3週間の待ち時間が発生するのが現状です。

特に子どもと一緒に移住する方や、将来的に家族を持ちたいと考えている方は、家族向けの社会的支援が整備されているかを確認することが重要です。

 

日本人が住みやすい海外の国7選

日本人が住みやすい海外の国7選

日本人が住みやすい海外の国を、下記の3エリアに分けて7か国紹介します。

  1. アジア
  2. 英語圏
  3. ヨーロッパ

自分にとって理想的な海外移住先を見つけるための参考にしてください。

日本人が住みやすい国〜アジア編〜

アジアで日本人が住みやすい国は、以下の3か国です。

  1. フィリピン
  2. マレーシア
  3. ベトナム

アジア圏は物価が安い国が多く、人柄が穏やかなのが特徴です。
移住に関して不安があるときでも、現地の人が寄り添ってくれる暖かさを実感できるでしょう。

住みやすい国①:フィリピン

フィリピンは、7千以上の美しい島々から成る東南アジアの島国で、一年を通じて温暖な気候が特徴です。

物価も日本の約3分の1から5分の1と安価なため、経済的な負担を軽減できます。
日本の食料品店や日本人向けのサービスも充実しており、快適な生活を送れるでしょう。

また、ビザ取得が比較的容易で、以下の多彩な選択肢があります。

  • クォータービザ
  • リタイアメントビザ
  • 特別投資家ビザ など

観光ビザの延長手続きを重ねることで最大3年間滞在が可能なため、永住権や就労ビザを取得しなくても長期滞在できる魅力があります。

ただし、フィリピンは日本と比較するとインフラが未整備な部分があります。
多くの施設で水圧が弱く、トイレットペーパーを流せない場合もあるため、事前確認が必要です。

以下のYouTubeでは、永住権の概要や取得方法について詳しく解説しています。
フィリピンの永住権に興味がある方は、ぜひご確認ください。

住みやすい国②:マレーシア

マレーシアは東南アジアに位置し、インド、中国、ヨーロッパなどから多様な文化的背景を持つ国です。
一年を通して温暖な気候で、寒さが苦手な人にとっても理想的な環境でしょう。

また、マレーシア政府が提供する「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラムは、長期滞在を希望する外国人にとって非常に魅力的なビザ制度です。
比較的容易な条件で長期滞在できるため、マレーシアでの新しい生活をスムーズにスタートできるでしょう。

ただし、マレーシアは車がおもな交通手段となっています。
クアラルンプールのような都市ではバスやタクシーが利用可能ですが、車を持っていないと移動が難しくなり、日常生活に不便を感じてしまう場合もあるでしょう。

住みやすい国③:ベトナム

ベトナムはインドシナ半島の東部に位置し、親日国としても有名です。
日本語を第二言語として教える学校も存在し、日本人コミュニティも形成されているため、移住しやすい環境が整っています。

物価も安く、日本でも人気の高いフォーやバインミーなど現地の料理を楽しめるため、食事面でのストレスは少ないでしょう。

ただし、ベトナムの経済成長に伴い、特にハノイやホーチミンの都市部では家賃が上昇しつつあります。
将来的には物価がさらに上昇し、日本と同等の生活費が必要になる可能性もあるでしょう。

また、ベトナムの公用語はベトナム語であり、英語が通じにくい点もデメリットの一つです。
都市部を離れるとクリニックや病院でもベトナム語でのコミュニケーションが求められます。

そのため、長期的にベトナムに住む場合は、ベトナム語の習得が必要となるでしょう。

 

日本人が住みやすい国〜英語圏編〜

英語圏で日本人が住みやすい国は、以下の2か国です。

  1. オーストラリア
  2. カナダ

英語が公用語の国では、ほかの言語を覚える必要がないため、比較的コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
なかでも、特に日本人が住みやすい国の特徴や移住メリットを把握しておきましょう。

住みやすい国④:オーストラリア

オーストラリアは、温暖な気候と安定した経済状況、そして良好な治安が魅力の国です。

旅行先として人気が高いだけでなく、多くの日本人がワーキングホリデー制度を利用して滞在しています。
そのため、現地での生活においても、サポートを受けやすい環境といえるでしょう。

また、日系企業も多く進出しており、観光業、飲食業、IT産業などさまざまな分野で日本人向けの求人があります。
仕事を見つけるチャンスも多く、経済的にも安定した生活を送りやすいでしょう。

ただし、ワーキングホリデー以外のビザ取得や永住権の取得は容易ではありません。
特に、永住権を取得するには特定のスキルや資格が必要となる場合が多く、事前の準備が重要です。

住みやすい国⑤:カナダ

カナダは、移民を積極的に受け入れる多文化共生社会なため、日本人が住んでも疎外感を感じにくい国です。

歯科治療や、処方薬を除いた多くの医療サービスが無料で提供されており、社会保障、福祉、教育などの制度も充実しています。

また、ワークライフバランスを重視するカナダでは、仕事とプライベートの時間をしっかりと分ける文化が根付いています。
慢性的な残業や休日出勤はほとんどなく、落ち着いた生活を送れるでしょう。

ただし、気候は日本に比べて寒い日が多いため、冬季にはしっかりとした防寒対策が必要です。

日本人が住みやすい国〜ヨーロッパ編〜

ヨーロッパで日本人が住みやすい国は、以下の2か国です。

  1. オランダ
  2. スイス

ヨーロッパでは、歴史的な街並みや文化的な多様性が魅力です。
歴史や芸術に興味がある方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

住みやすい国⑥:オランダ

オランダはベルギーやドイツと国境を接しており、ヨーロッパ各国へ簡単にアクセスできる便利な立地です。

移住者も含めて無料で教育を受けられるため、家族連れの移住に非常に適しています。
多くのインターナショナルスクールがあり、お子さまに質の高い教育を提供できるでしょう。

公用語はオランダ語ですが、多くの国民が英語を話すため、基本的な英語力があれば生活に支障はありません。

また、オランダには個人の価値観やライフスタイルを尊重する文化が根付いており、周囲の目を気にせずのびのびと生活しやすい点も大きな魅力です。

ただし、オランダには物価が高いというデメリットもあります。
特に、外食や公共交通機関の利用が多いと生活費がかさむ可能性が高まるでしょう。

住みやすい国⑦:スイス

スイスは「今を大事にする」「幸福は自ら生み出す」といった、クオリティ・オブ・ライフ向上を国民全体で築き上げている国です。

世界でも有数の治安の良い国として知られ、ホームレスが少なく、街は清潔で安全です。
国民の幸福度は、137か国中8位と高く、日本からの海外移住者に対する受け入れ体制も整っているため、家族で安心して暮らせる移住先といえるでしょう。

また、海外では珍しく電車が時間通りに来るため、日本の公共交通機関に慣れた人にとっては大きなメリットです。

ただし、スイス最大の都市であるチューリッヒは、シンガポールと同じく世界で1番生活費が高い国にランキングしています。
物価上昇率も高いため、経済的負担が大きくなる点はデメリットといえるでしょう。

引用:World Happiness Report2023

 

日本人が住みやすい国に移住したいなら「フィリピン」がおすすめ

日本人が住みやすい国に移住したいなら「フィリピン」がおすすめ

海外移住は、言語や文化の違いに対する適応力が求められます。
個人のライフスタイルや将来の計画に合わせて慎重に移住先を検討しましょう。

なお、快適な移住生活を送りたい方におすすめしたい国が「フィリピン」です。

フィリピンは、日本の歴史や文化を好んでくれている方が多く、世界でも有数の親日国として知られています。
移住先での生活や不安に、寄り添ってくれる安心感が強い国といえるでしょう。

弊社GSR株式会社では、「フィリピン永住権セミナー」を定期的に開催中です。永住権の取得方法を詳しく知りたい方は、ぜひ参加をご検討ください。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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