コンドミニアム投資は、海外不動産であるコンドミニアムを購入し、キャピタルゲイン・インカムゲインを狙う投資方法です。
現在、日本の人口減少や景気の低迷から、海外不動産投資が注目を集めています。
とはいえ「興味はあるけど、コンドミニアム投資の詳細や具体的なメリットやデメリットは分からない」という方も多いでしょう。
この記事では、コンドミニアム投資とは何か、海外不動産を購入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
海外不動産投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
海外の物件「コンドミニアム」とは?
コンドミニアムは、分譲を目的とした集合住宅を指します。
例えば、コンドミニアムを購入することで所有権はオーナーとなり、自分の好きなように滞在や貸し出しができるのです。
なお、コンドミニアムには、ホテルにはないキッチンや洗濯機などの家電や生活に必要な設備が一般的に備えられています。
部屋ごとにリビングルーム、ベッドルームなどが備わっており、プライバシーを確保しつつ、ホテル同様にフロントサービスが提供されます。
ホテルに匹敵する快適さと利便性を得ながら、より自由度の高い生活を実現できる点がコンドミニアムの魅力といえるでしょう。
投資目的での購入が注目を集めている
近年、海外コンドミニアムへの投資が高い注目を集めています。
コンドミニアムは、日本の分譲マンションと同じ区分所有形式なので、外国人投資家でも購入が可能です。
購入後は賃貸運用によって、インカムゲイン(家賃収入)を得られます。
同時に、人気エリアのコンドミニアムを完成前に購入すれば、転売で早期にキャピタルゲイン(売却益)を狙えるでしょう。
特にハワイやフィリピンなどの人気観光地では、ハイシーズンにおいて気に入ったホテルの予約が難しいという問題があります。
観光地に位置する物件では、オーナー自身が利用できる一方で、その他の期間は観光客や一般賃貸人に賃貸できます。
自分の好きなときにバケーションを楽しめるだけでなく、家賃収入も得られるため、多くの日本人が海外の観光地にコンドミニアムを所有し、賃貸運用しているのです。
海外のコンドミニアムを購入するメリット3選
海外のコンドミニアムを購入するメリットは以下の3つです。
- 安価で物件を購入しやすい
- 経済的な発展を見込める地域の物件が手に入る
- 人口増加が見込まれる地域に投資できる
それぞれのメリットを詳しくチェックしておきましょう。
メリット①:安価で物件を購入しやすい
海外のコンドミニアムを購入するメリットとして、比較的安価で購入できる点が挙げられます。
特に東南アジアでは、著しい経済成長に伴い不動産相場が上昇していますが、それでも日本の都市部に比べると格段に安価です。
例えば、1㎡あたりの物件単価を比較すると、フィリピンは日本の約4分の1、タイは約3分の1の価格になります。
同じ価格でより広い物件や高級な設備を手に入れられるため、物件購入の費用対効果が高いといえます。
同時に安価な物件を購入することで、高利回りが期待できるでしょう。
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メリット②:経済的な発展を見込める地域の物件が手に入る
将来的に物件価格の上昇が期待できる地域の物件を手に入りやすい点も、海外コンドミニアムを購入する大きなメリットです。
発展途上国では、経済の成長によって不動産市場が活性化し、物件価格が上昇する可能性が高くなります。
物件価格が上昇すれば、将来的に物件を高値で売却できるでしょう。
特にフィリピンは経済的な発展や人口増加が見込めるため、不動産利益の拡大が狙える国です。
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メリット③:人口増加が見込まれる地域に投資できる
不動産投資においては、エリアの人口動態が重要な要素です。
なぜなら、人口増加が見込まれる地域では、今後住宅需要が高まっていくと予測できるからです。
前提として、日本は超高齢化社会です。
日本の総人口は、2004年の12,784万人をピークに2050年には約9,515万人、2100年には約4,771万人になると予想されます。
一方、海外は人口増加が期待される国が豊富です。
特に東南アジアなどの地域では人口増加が見込まれ、コンドミニアム投資は将来的な収益性が高いと考えられます。
なかでも、フィリピンは予測人口増加率が1.3%と高いのが特徴です。
人口ピラミッドはきれいな形状をしており、人口ボーナスが長期的に継続される可能性が高いでしょう。
引用元:
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【関連記事】フィリピン不動産投資のメリット・デメリットや購入手順をわかりやすく解説
海外のコンドミニアムを購入するデメリット3選
海外コンドミニアムを購入するデメリットは、以下の3つです。
- 物件が完成しないリスクがある
- 不動産業者の見極めが必須
- ローンが組めない可能性がある
なお、海外では日本とは異なる規制やルールが存在します。
守るべき規制を遵守したうえで、信頼できるパートナーとともにコンドミニアム投資を始めましょう。
デメリット①:物件が完成しないリスクがある
海外コンドミニアムでは、建設が予定通りに進まず、完成までに時間がかかるケースも少なくありません。
売買契約書に記載されている完成時期も大まかな目安となり、正確な時期を判断することは難しいでしょう。
また、デベロッパーの資金不足などにより物件の建設工事が中断し、放置されるリスクも考慮する必要があります。
デメリット②:不動産業者の見極めが必須
投資によって得られる利益を最大化できるかどうかは、信頼できる不動産業者を見極めが大切です。
日本の不動産業者のなかには、海外不動産に関する豊富な実績を持つ業者がそれほど多くありません。
また、現地の不動産業者とのコミュニケーションも、言語や時差、文化の違いが問題となります。
上述した竣工リスクを減らすためにも、デベロッパーだけでなく、日本や現地の不動産業者の信頼性や実績を調査することが重要です。
【関連記事】海外不動産投資で初心者によくある失敗例6選と不動産会社の選び方を解説
デメリット③:ローンが組めない可能性がある
不動産投資では、ローンを活用して少ない元手で利益を最大化できるのがメリットです。
しかし、海外コンドミニアム投資では利用できるローンが限定されます。
例えば、日本国内の不動産を利用して事業用のローンを組む際には、物件の収益性を担保に融資を受けられます。
一方、日本国内の金融機関では、海外不動産を担保にして融資を受けられるケースはほとんどありません。
同様に、海外の金融機関からの融資も、さらに条件が厳しくなります。
具体的には、投資対象国での収入実績が必要だったり、事業として海外進出していたりなどの条件があり、融資を受けるのは難しいでしょう。
仮に、融資を受けられても、日本は世界と比較して低金利なため、金利が高くなりやすい点に注意が必要です。
海外コンドミニアムの投資先として注目の国3選
海外コンドミニアム投資国として、以下の3か国が注目を集めています。
- フィリピン
- タイ
- ハワイ
投資先とする地域の特性やリスクを理解し、自身の投資目標やリスク許容度に合った選択を行いましょう。
注目の国A:フィリピン
フィリピン不動産投資のおもな魅力は、インカムゲインとキャピタルゲインの両方が期待できる点です。
フィリピンは東南アジアの中でも将来性が高い国の一つであり、経済成長や人口増加など、不動産投資が利益を拡大できる環境が整っています。
そのうえ、経済成長が著しいフィリピンでは、国民所得の増加に伴い物価も上昇する見込みがあります。
物価上昇は不動産価格を押し上げると同時に、賃貸住宅の家賃水準も引き上げてくれるでしょう。
特に、オフショア・BPO産業の成長により外国人駐在員の需要が高まっており、外国人駐在員向けの物件は安定した収入源となります。
しかし、確実に利益を拡大していくためには、信頼できる不動産会社やエージェントを選定することが重要です。
弊社は、フィリピン不動産における物件紹介から手続き代行までトータルでサポートしております。
また、「セミナー動画」を通じて、初心者の方でも投資で失敗しないためのノウハウや、注目のフィリピン不動産最新情報もお伝えしております。
フィリピンのコンドミニアム投資を始めるための知識や情報が欲しい方は、ぜひセミナー動画を参考にしてください。
【関連記事】フィリピンの不動産投資を成功に導くポイント3つと注目エリアをご紹介
注目の国B:タイ
外務省の統計によると、タイはアメリカ・中国・オーストラリア・カナダに次いで世界5番目に在留邦人数が多い国です。
多くの日本企業が進出した結果、日本人の駐在や移住が増えています。
そのため、タイでは日本人向けの賃貸需要が安定しており、不動産投資による賃貸利益が見込めるでしょう。
また、タイは自動車製造業が盛んで、今後もさらなる経済成長が期待されています。
タイのコンドミニアムに投資することで、将来的に大きな利益を獲得できる見込みもあるでしょう。
注目の国C:ハワイ
ハワイは多くの日本人不動産エージェントが活動しており、初心者でも気軽に相談できる環境が整っています。
年間を通じて観光客が訪れ、自然災害がほとんどなく治安もよいため、居住地として理想的です。
将来的にも滞在者数は増加する見込みもあり、不動産市場が安定しているのもメリットでしょう。
特にシルバー世代やセカンドホームを検討する人が多く、中古物件でも常に需要があります。
なかでも、島の特性から、ビーチや商業施設、病院などへのアクセスのよさが重視され、築年数よりも立地条件が重視される傾向にあります。
そのため、築年数が古くても、良好な立地条件があれば高い資産価値を維持できるでしょう。
海外のコンドミニアムに投資するならフィリピンがおすすめ
海外のコンドミニアム投資は、先進国や新興国で異なるメリットやリスクがあります。
なかでも、海外コンドミニアムに投資するならフィリピンがおすすめです。
フィリピンは経済成長が著しく、不動産市場も拡大しています。
キャピタルゲインとインカムゲインの両方がバランスよく見込めるでしょう。
以下のYouTube動画では、フィリピン不動産を購入する流れやポイントを詳しく解説しています。
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この記事の監修
一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。