セブランド、工業団地の開発企業を買収

フィリピン中部セブ市を本拠とする不動産開発大手セブ・ランドマスターズ(CLI)は23日、工業団地開発を手掛ける関連会社ミン・モリ・デベロップメント(MMDC)を買収したと発表した。株式60%を取得し、出資比率を80%に引き上げた。
ミン・モリはセブ市ミングラニラで埋め立て造成する100ヘクタールの用地に、ハイテク企業向け工業団地「ミングラニラ・テクノ・ビジネスパーク」を開発する計画を進めている。事業費は200億ペソ(約438億円)に上る。セブ・ランドマスターズは同社を子会社化することで、事業を主導して円滑に進める体制を整えた。
この事業は環境天然資源省から環境適合証(ECC)を取得済み。年内に土地造成庁(PRA)から着手通知書が交付されると見込んでいる。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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