与党内対立、パッキャオ氏除籍の動き

フィリピン与党PDPラバンのクシ党首(エネルギー相)の派閥は12日までに、次期大統領選への出馬に意欲を示しているパッキャオ氏(プロボクサー、上院議員)に対し、内規違反を理由に党からの除籍を警告しました。一方、同氏は13日、違反の疑いを否定しました。
パッキャオ氏を巡っては、自身が創設した地域政党を国政政党にする動きが取り沙汰されており、これが内規違反とみなされています。一方、同氏の派閥は国政政党化の動きはないと否定しました。「警告はボクシングの試合を邪魔するためのはったりだ」と批判しました。パッキャオ氏自身も、国政政党化を否定し、PDPラバンへの忠誠は変わらないと言明しました。
PDPラバンは、党内の調停手続きを通じ、10月に次期大統領選の候補者を正式決定するまでに決着をつける考えです。
パッキャオ派は先に、クシ氏を含む党員3人を内規違反で除籍扱いとしましたが、クシ派は「事実無根」として一蹴しています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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