戦没者慰霊祭、日本人51万人犠牲の激戦地

太平洋戦争の激戦地となり、日本人約51万8千人が亡くなったフィリピンで15日、戦没者慰霊祭が開かれました。新型コロナウイルス感染拡大が続いており、昨年に続いて首都マニラ近郊のカリラヤ日本人戦没者慰霊園での開催を断念しました。日本大使館内で越川和彦大使らが在留邦人を代表して参列し、オンラインで76人が視聴しました。
黙祷後「哀惜の念をあらたに、平和に思いを巡らし、後に続く世代に永遠に語り継ぎ、両国の一層の相互理解と友好の礎とすることを誓う」とする在留邦人代表、マニラ日本人会細谷明宏会長の追悼の言葉が、代読で読み上げられました。フィリピン側からはドゥテルテ大統領のメッセージが寄せられました。
カリラヤの慰霊園では日本政府が1973年に戦没者の碑を建立して以降ほぼ毎年、終戦の日に慰霊祭が開かれてきました。2016年には、フィリピンを公式訪問した現在の上皇ご夫妻が初めて慰霊に訪れました。戦争ではフィリピン人も約110万人が犠牲になったとされています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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