BGC(ボニファシオ・グローバルシティ)

アヤラが中心となって開発を進めた欧米風の洗練された街並み

Bonifacio Global City(BGC)は元々240haのフィピン軍基地でした。その土地は1995年「基地移転開発公社」と民間会社「Metro Pacific」との合弁会社「Bonifacio Land Development」により開発がスタートされました。そして2003年からはAyala land とEver green Holdingが「Metro Pacific」から「基地開発公社」との「Bonifacio Land Development inc」経営件取得し、本格的に開発に乗り出しました。本格的に開発がスタートしてからわずか20年も経たずに、BGCはフィリピンで最も洗練された街となりました。BGCはハイストリートという目抜き通りを中心に、両サイドに街が伸びる形に設計されいます。碁盤の目に綺麗に区分けされ、電線は全て地中に埋め込まれています。また、フィリピンではお馴染みのジプニーという相乗りバスはグローバルシティーでは走行が禁じられていて、一定の緑地スペースを設ける決まりなど環境に配慮した規制が数多くあります。

ハイストリート沿いにはレストランやバーが立ち並び、中央にはベンチや芝生、子供が遊べる遊具があり沢山のファミリーで賑わいを見せています。日曜日にはマーケットが開催されたり世界中の有名店のポップアップショップが期間限定でオープンしています。スクールゾーンにはインターナショナルスクールやブリティッシュスクール、日本人学校があり、多くの家族連れ駐在員がBGCに住んでいます。特に「セレンドラ」というコンドミニアムはゲートで周りを囲まれていて、コンドミニアム敷地内に散歩コースやプール、ジム、バスケットコートなど充実したアメニティーがあること、ハイストリート直結という利便性から駐在員に人気があります。また、BGCにはGoogleやFacebook、ユニリーバなどのグローバル企業やアクセンチュアやモルガンスターレンなど金融系のバックオフィスや、Makatiから移転したフィリピン証券取引所があります。アヤラが中心となって開発を進めたBGCですが、他のデベロッパーによる開発エリアもあります。特にフェデラルランドによる開発エリアでは、野村不動産と三越伊勢丹との合弁会社による三越デパートとレジデンス(The Seasons)が一体化したレジデンス×デパートメントのプロジェクトが進んでいます。

2025年に部分開通が計画されているフィリピン初の地下鉄(ケソンとマニラ空港を繋ぐ)や大手デベロッパーメガワールドによって建設が計画されているモノレールの駅、またBGCとオルティガスセンターを繋ぐ橋の完成を控えています。こうしたインフラが完成すれば利便性が高まりさらに交流人口が増えることで街が活気付くでしょう。

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