ボラカイ島

世界のベストビーチとも称される「ホワイトビーチ」

ボラカイ島は、フィリピン中部の西ビサヤ地方にあるシブヤン海にある島です。首都マニラからは南へ200km、飛行機だと一時間くらの距離にあります。ボラカイ島はヤパック (Yapak)、バラバグ (Balabag)、マノック・マノック (Manoc-Manoc) の3つの集落で構成されています。
今では、世界有数の観光地・リゾート地として有名なボラカイ島ですが、1990年頃まではボラカイ島はいくつかの集落に地元民が住むだけの一種の秘境で、バックパッカーら旅行客が自分用の飲み水を持ち込み、美しいビーチにキャンプを張り、夜の明かりはキャンプファイヤーだけという状況だったそうです。

転機となったのは1990年、BMWのトロピカル・ビーチ・ハンドブックの投票で「世界最高のビーチの一つ」に選出されたことで脚光を浴びました。
その後ボラカイ島には電気と水道がつながり、国際的な観光地へと発展していきます。
ボラカイ島の1番人気スポットといえば「ホワイトビーチ」です。
4kmにわたって続く白砂のビーチは、ホテルやレストラン・お土産屋が並び昼でも夜でも観光客が絶えないエリアとなっています。
ホワイトビーチはステーション1,2,3の3つに分かれています。
ホワイトビーチの最北端のステーション1は真っ白できめ細かいパウダーサンドの砂浜が特徴です。
ホワイトビーチの中央に当たるステーション2は、お土産屋さんやレストラン、バー、クラブが立ち並び、昼も夜もたくさんの観光客で賑わっています。
南端のステーション3は、観光客も少なく、落ち着いた雰囲気です。ゆっくりと海で遊びたい人におすすめとなっています。
ビーチではダイビングやパラセーリング、シュノーケリングを楽しむことができます。
ホワイトビーチからさらに島の北側には、クリムゾン・リゾート&スパ・ボラカイやシャングリラ・ボラカイ・リゾート&スパといった高級リゾートホテルがあります。ボラカイの中心地から離れてはいますが、シャトルバスが運行しているため立地の不便さを感じさせません。特別な旅行の際はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

その後、ボラカイ島は2012年に米国の旅行雑誌「トラベル&レジャー」で、世界1位の観光地に選ばれました。
その影響により、わずか数年で観光客が激増したため、美しい海が汚染されてしまいました。
島を訪れたドゥテルテ大統領は、その景観が汚されていることに危機感を感じ、2018年4月に島を閉鎖し、閉鎖期間中に排水処理施設や宿泊施設の整備を進めました。
島に入れる観光客の人数を制限する規制や、ビーチ沿いでの飲酒、喫煙、焚き火、パーティー、ゴミ捨てなどを禁止するルールの制定が行われ、2018年10月に再び観光客の受け入れが始まりました。

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