D&Lのバタンガス食品工場、稼働先送り

フィリピンの総合化学大手D&Lインダストリーズは5日、バタンガス州で建設している食品原料工場の本格稼働を2022年5月に延期すると発表しました。当初は21年10月までを予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出・移動制限などを受け先送りします。
完全子会社D&Lプレミアム・フーズ(DLPF)が建設する工場は、フィリピン経済区庁(PEZA)が管轄する工業団地「ファースト・インダストリアル・タウンシップ(FIT)」内に設置されます。
D&Lは外出・移動制限の影響で生産設備・機械の納入が遅れていることから、PEZAに稼働の延期を申請し、7月23日に2023年1月までの延期が認められました。
D&Lは同じ工業団地で、傘下のナチュラ・エアロパックを通じ、油脂化学製品の工場も建設しています。工場は予定通り2022年5月に稼働する予定です。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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