22年大統領選 アントニオ・トリリャネス氏 出馬表明第一号

アントニオ・トリリャネス元上院議員4世は、2022年の選挙で大統領選に出馬する意向を正式に表明しました。

“現副大統領レニ・ロブレド氏が2022年のカマリネス・スル州知事選に出馬する準備を進めていることを考慮し、トリリャネス元上院議員は1SAMBAYAN政党に、大統領の主要候補に変更し、政党の指名を狙うことを伝えました。

しかし、トリリャネス氏は、大統領選への立候補は野党連合の分裂を目的としたものではないことを明らかにしています。

トリリャネス氏は、野党連合の1SAMBAYANが7月に次期大統領候補者を選出する前に、現副大統領レニ・ロブレド氏が大統領選への出馬を決めた場合には、「全面的に身を引く」と説明しています。

トリリャネス氏は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領政権の5年間を、“我々の制度を破壊し、経済を破綻させ、貧困と汚職を悪化させ、我々の利益を放棄し、公共サービスを弱体化させた “と痛烈に批判しています。

また、トリリャネス氏は、レニ・ロブレド副大統がカマリネス・スル州知事への出馬に備えて住居を移転したとの報道が、出馬表明の後押しになったと語りました。

3月に発足した「1SAMBAYAN連合」は、引退したアントニオ・カルピオ上級判事が率いる民主主義勢力の全国連合です。2022年5月の国政選挙に向けて、「野党を統一し、有能で信頼できる政権を誕生させる」ことを目的としています。

1SAMBAYANは、ロブレド氏、トリリャネス氏、マニラ市長のフランシスコ・モレノ・ドマゴソ氏、上院議員のナンシー・ビナイ氏やグレース・ポー氏などを大統領候補に挙げています。

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■ニュースソース
Trillanes to run for president in 2022 elections
https://newsinfo.inquirer.net/1430869/trillanes-to-run-for-president-in-2022-elections#ixzz6ugabj59B

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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