フィリピンのユニオンバンク(UnionBank)は、モバイルバンキングアプリケーションを通じて仮想通貨交換サービスを提供する国内初のユニバーサルバンクになる準備ができています。
これは、テクノロジーとイノベーションを活用した顧客中心のソリューションを作成しながら、将来を見据えた銀行の取り組みにおける主要なマイルストーンです。
最近発表された機能は、UnionBankの「Tech-Up Pilipinas」の一部であり、フィリピン人のデジタルリテラシーを促進することを目的としています。
この新機能により、UnionBankの顧客は、サードパーティの仮想資産ウォレットを必要とせずに、モバイルバンキングアプリから直接ビットコイン(BTC)を売買できるようになりました。これにより、複数のアプリを使用する必要がなくなり、BTCの売買がより簡単かつ便利になります。
この新機能は、事前にランダムに選択されたUnionBankの顧客を通じて開始され、顧客はアプリで仮想資産機能を確認できます。この立ち上げは、仮想資産サービスに関する中央銀行Bangko Sentral ng Pilipinas(BSP)の規制に準拠しています。
そしてより広範なロールアウトもまもなく実行される予定です。
UnionBankの将来を見据えた戦略のコンポーネントとしてブロックチェーンを採用することは、メタバース でのフットプリントを拡大するという同社の取り組みと一致しています。
UnionBankは、4月に自社開発のNFTゲーム Ark of Dreamsとのパートナーシップを通じて、この新しいデジタル空間に初めて参入しました。
銀行は、今後数か月のうちに、同国初のメタバースセンターオブエクセレンスを立ち上げたいとしています。
大手通信キャリアのPLDTグループは、ワンストップ ゲートウェイTINBOを立ち上げたことを発表しました。これにより、海外のフィリピン人(OFW)が家族の支払いを直接行い、家計を管理できるようになります。
ユーザーは、tinbo.phでTINBO番号を登録するだけです。TINBO番号は、国外にいる間、ユーザーのスマート仮想番号として機能します。
TINBO番号により、ユーザーは物理的なSIMカードがなくても電話やテキストを受け取ることができ、請求書の支払い、電子政府サービス、およびその他の関連取引のための安全なワンタイムパスワードを受け取ることができます。
同時に、ユーザーはTINBO番号を使用して、モバイル、有料テレビ、およびインターネットのニーズに合わせてプリペイドロードを購入できます。
同社は、グループのワイヤレス アームであるSmart Communications, Inc.、フィンテックおよび決済システムの Bayad、デジタル バンク Maya、健康アプリmWellと提携して、OFWが国にいる家族の家計や健康をスムーズに管理できるソリューションを提供します。
今回は、フィリピンで進むフィンテックの動向について書いてみました。
引き続き、激動するフィリピンの新しトレンドをウォッチして、皆様にお伝えしてまいります。
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