アリババクラウド、比にデータセンター設置

中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)傘下でクラウドサービスを手掛ける阿里雲(アリババクラウド)は8日、フィリピンの首都マニラにデータセンターを開設すると発表した。同社がフィリピンにデータセンターを設置するは初めて。年内の開所を目指す。
データセンター開設を通じ、フィリピン事業を拡大する。仮想サーバー環境、データベース、セキュリティー、機械学習やデータ分析によるサービスなどを幅広く提供する。フィリピンのフィンテック(ITを活用した金融サービス)企業やEC企業、教育系企業などのクラウド技術導入を支援する。
アリババクラウドは2023年末までに、フィリピン企業5,000社のデジタル化支援と5万人のIT専門家を育成することを目標に掲げている。同社は現在、世界各国・地域に75カ所のデータセンターを置いている。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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