フィリピン飲料大手サンミゲル2023年第1四半期8%増益

SAN MIGUEL Food and Beverage, Inc.(SMFB)は、第1四半期に前年同期比8%増の99億ペソの連結純利益を記録しました。

SMFB社長兼最高経営責任者のラモン・S・アン氏は「厳しい環境にもかかわらず、当社のブランドは依然として消費者の最優先事項であり、ブランド構築の取り組みとイノベーションにさらに投資して成長をさらに推進することで、この勢いを維持するつもりだ」と述べました。

同社の連結収益は、主要事業による販売量の大幅な増加により、Q1に12%増加して932億ペソとなりました。

同社のビール事業であるサンミゲル・ブルワリー社は、同四半期に増収を記録したことを受け、純利益が38%増加して68億ペソとなりました。売上高は以前の297億ペソから383億ペソに29%増加しました。

新型コロナウイルス感染症規制の緩和により、国内事業と海外事業の両方で好調な売上実績を記録しました。

国内事業の売上高は販売量の増加により29%増の340億ペソとなりました。

ビール部門の国際事業も同様に、特に香港、中国南部、タイ、ベトナムへの輸出による販売量の増加を背景に27%増加しました。

ノンアルコール飲料のGinebra San Miguel社は、純利益が81%増の25億ペソとなり、売上高は前年同期比3%増の129億ペソに達しました。

一方、San Miguel Foods, Inc.の売上高は、全部門にわたる戦略的な価格設定により3%増加して419億ペソとなり、EBITDAは35億ペソに達しましたが、商品価格の上昇により減少しました。

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本記事は、下記ニュースの要約です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/05/10/521876/smfb-income-up-8-as-business-units-post-volume-growth/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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