フィリピンの新興IT企業ビー・インフォメーション・テクノロジー・フィリピン=Bee Information Technology PH(ビーインフォテック)が、マニラ首都圏パシッグ市に国内最大のデータセンターを開設しました。
3階建てで、延べ床面積は1万9,000平方メートル、サーバーラックの設置数は3,000ラック以上で、単一のデータセンターとして国内最大規模となります。接続に使う回線提供業者を顧客企業が選べる「キャリアニュートラル」型を採用するなど、最高度の安定性とサービスの柔軟性を強みにしています。
レイナルド・ウエルガス社長兼最高経営責任者(CEO)は、データセンター事業を通じて企業のデジタル化を後押しする考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、業務やサービスのデジタル化を課題とする企業が増えています。情報通信技術省も、官民両部門でのデジタル移行を推進しています。
この記事の監修
一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。