外食ジョリビー、4~6月期は黒字転換

フィリピンの外食最大手ジョリビー・フーズ(JFC)が11日発表した2021年4~6月期連結決算は、純損益が9億7,600万ペソ(約21億4,400万円)の黒字となり、前年同期の102億8,700万ペソの赤字から黒字転換しました。新型コロナウイルスの拡大初期で大幅に落ち込んだ前年同期からの反動増となりましたが、コロナ前の水準には回復できていません。
直営店とフランチャイズ店を合わせた売上高は、前年同期比64.7%増の505億1,700万ペソでした。前年同期は新型コロナで大半の店舗が一時閉鎖に追い込まれました。
売上高の内訳は、国内が48.0%増、海外が28.4%増えました。米国では1店舗当たりの売り上げがコロナ感染拡大前の水準以上に回復し、中国や東南アジアでも売り上げが伸びました。
1~6月期の純利益は11億2,800万ペソ(前年同期は119億6,300万ペソの赤字)で、売上高は14.5%増の983億ペソでした。
1~6月期には164店を開業しました。グループ全体の国内外店舗数は、6月末時点で国内が3,192店、海外が2,624店でした。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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