アボイティス、24年に蓄電システム稼働

フィリピンの電力大手アボイティス・パワー(APC)は16日、国内2カ所で進めている2次電池電力貯蔵システム(BESS)の開発事業が2024年末までに完了し、本格稼働するとの見通しを示しました。
南部ミンダナオ島のダバオ・デ・オロ州と北部ルソン島のイサベラ州で、蓄電システムを開発しています。容量はダバオ・デ・オロの施設が4万9,000キロワット、イサベラの施設が2万キロワットとなります。
ダバオ・デ・オロの事業は50%が完了しており、22年6月までの稼働を見込んでいます。子会社サーマ・マリンが運用するパワーバージ(移動式発電所)の蓄電システムと統合します。
イサベラの事業は準備段階にあり、24年末までに稼働する見通しです。水力発電事業者SNアボイティス・パワー(SNAP)マガットが、予備電源として使用します。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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