PXPエナジー・1~6月は赤字縮小

フィリピンの石油・ガス採掘大手、PXPエナジー(旧フィレックス・ペトロリアム)が7月30日発表した2021年1~6月期連結決算は、最終損益が2,320万ペソ(約5,060万円)の赤字でした。赤字幅は前年同期の4,440万ペソから縮小しました。
売上高は3.2倍の1,960万ペソ。パラワン島北西沖ガロック油田のサービス・コントラクト(SC)14C鉱区での生産量は減りましたが、産出される原油の価格が1バレル当たり63.48米ドル(約6,950円)と、3.5倍に上昇したことが寄与したようです。
PXPエナジーは、政府が昨年に承認した、南シナ海沖のSC72鉱区、75鉱区の開発に注力していく方針です。72鉱区での試掘井の掘削を2022年に開始する意向を示しています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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