フィリピン不動産ディベロッパーRLCの住宅事業堅調

RLC Residencesは、住宅用コンドミニアムの需要が引き続き増加していることから、今年さらに2つから4つのプロジェクトを開始する予定です。
新しいプレミアムコンドミニアムプロジェクト Mantawi Residencesの立ち上げの際に記者団に語りました。

マンタウイレジデンスは、マンダウエ市のウアノアベニュー沿いにある4棟の高級コンドミニアムです。
これは、同社の住宅ブランドであるRLCレジデンシズが今年立ち上げた3つ目のプロジェクトです。今年の初めに、ブリッジタウンのエステートにあるルポンレジデンシズと、リサールのカインタにあるシエラバレー ガーデンの4番目のタワーを発表しました。

同社は、金利が上昇しているにもかかわらず、住宅プロジェクトへの需要は持続しているようだとしています。

フィリピン中央銀行は、昨年5月以降、政策金利を425bps引き上げ、ベンチマーク レートを6.25%に引き上げ、2007年以来の高水準に達しました。

「銀行ローンについて心配しているクライアントが多少いるものの、住宅事業では減速は見られません。今のところ、住宅用コンドミニアムの市場は成長し続けると確信しています。」と同社は述べています。

RLCは、住宅事業が2022年に44%増の91億ペソの収益を記録したと発表しています。

拡大を検討している事業領域は、ショッピングモール、ホテル、オフィスビルなどです。

RLCのような不動産開発会社にとっては、金利の高さだけでなく、建設資材の価格上昇も懸念材料です。
ロシアとウクライナの戦争により価格が昨年急上昇したものの、現在は落ち着いてきているとしていますが、電気代も石油代は、まだパンデミック前より高い水準であり、人件費も上がっています。

マニラ首都圏の建設資材の小売価格の伸びは、3月に前年比で4.1%に減速し、これは1年以上で最も低い率です。第1四半期の建設資材の小売価格指数は、前年同期の3.7%から5%上昇しました。

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本記事は、下記ニュースの要約です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/04/17/517018/rlc-plans-2-4-more-project-launches-this-year/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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