6月マネーストック「M3」は6.4%増

フィリピン中央銀行が7月30日発表した2021年6月のマネーストック(通貨供給量)速報値で、代表的な指標の1つである「M3(現金や銀行預金など)」は前年同月比6.4%増の14兆3,917億ペソ(約31兆5,800億円)でした。
マネーストックは金融部門から市場に供給されている通貨量を示す指標です。M3には現金通貨や預金通貨のほかコマーシャルペーパー(CP、企業による無担保約束手形)や、フィリピンでは株式を除く有価証券も含まれます。
M3から有価証券を除いた「M2」は7.2%増の13兆7,279億ペソ、M2からその他の預金を除いた「M1」は13.5%増の5兆6,192億ペソでした。
M3に外国通貨建てで譲渡可能なその他預金を含めた「M4」は5.6%増の16兆4,624億ペソでした。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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