フィリピンの廃棄物処理事業者メトロ・クラーク・ウェイスト・マネジメント(MCWM)は、北部ルソン地方以外に事業地域を拡大することを検討しています。ホルガー・ホルスト取締役(技術サービス担当)は、中部ビサヤと南部ミンダナオの両地方での事業展開について「容易ではないが、実現の可能性を検討している」と話しました。ごみの量を削減するため、廃棄物からエネルギーを回収する新技術を取り入れていく方針も示しました。同社はパンパンガ州のクラーク特別経済区でごみ最終処分場を運営しています。同経済区に廃棄物発電施設を建設する計画を明らかにしています。
この記事の監修
一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。