資産拡大アヤラREIT

不動産デベロッパーのアヤラランド(ALI)の不動産投資信託(REIT)は、112億6,000万ペソ相当の不動産と株式のスワップについて、証券取引委員会(SEC)の承認を獲得しました。

AREITは、ALI所有のセブ商業用不動産と引き換えに、REITの約2億5,214万株を発行します。
取引価格は1株あたり44.65ペソで、注入される資産の予測利回りは6%です。
このスワップにより、AREITのポートフォリオは549,000から673,000平方メートルに拡大します。運用資産を530億ペソから640億ペソに増やします。

組み入れ資産は、セブITパーク内にあるACCタワー、テックタワー1、eloc 1、2、3、4の4物件です。

これが実現すれば、AREITの発行済普通株式は15億1,000万株から17億6,000万株に増加し、ALIは総株式の66%を所有することになります。
ALIはAREITのスポンサーであり、AREITの直接および間接株式の60.32%を所有しています。

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出典:https://www.bworldonline.com/corporate/2023/01/19/499459/areits-property-share-swap-with-ayala-land-gets-sec-nod/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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