フィリピン化学品メーカーD&Lが過去最高益に

D&L INDUSTRIESは、個人消費と輸出の伸びに牽引され、2022年の純利益が25.8%増加し、前年の26億4,000万ペソから33億2,000万ペソと過去最高益を達成しました。

昨年、D&Lのトップラインは、前年の308億5,000万ペソから41%増加して434億9,000万ペソになりました。利益率の高い自社商品とコモデティーの売上比率は49:51でした。

食品部門が売上の48%、油脂化学製品が45%、特殊プラスチックが7%、消費者製品が0.4%と続きました。
D&Lの輸出は、前年の102億ペソから33%増加して136億ペソとなり、年間の収益に31%貢献しました。

新工場はフィリピン経済区庁のゾーンにあるため、新工場が稼働すれば、これはさらに高くなると予想しています。経済特区内の施設は、インセンティブを利用するために生産の少なくとも50%を輸出する必要があります。
同社は以前、バタンガスにある新しい生産工場が2023年半ばに操業を開始し、D&Lの食品、油脂化学製品、および消費財の生産能力を拡大すると述べていました。

一方、同社の2022年第4四半期の純利益は、4億8,000万ペソから62%急増して7億7,700万ペソになりました。収益は、以前の93億2,000万ペソから3%増加して95億8,000 万ペソになりました。

2023年、D&Lは、バタンガス工場の建設が完了するため、資本支出(capex)予算が減少すると予想しており、大きな支出は見込まれていません。
20億ペソを下回る見込みです。2022年、同社は設備投資に前年の31億8,000万ペソから35億ペソを割り当てました。

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本記事は下記ニュースを要約です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/03/30/513843/dl-income-surges-26-to-hit-a-new-high-of-p3-3b/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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