フィリピン・インフラ財閥メトロパシフィックがメガソーラーのSPNECへ資本参加

Metro Pacific Investments(MPIC)は、SPNECの株式16%に相当する16億株を20億ペソで取得する予定です。

1株あたり1.25ペソの売却価格は、 SPNECの親会社Solar Philippines Power Projects Holdingsによって売却され、SPNECのNueva Ecijaへの土地投資に資金を提供し、アジア最大の太陽光発電プロジェクトの建設を計画しています。

MPICの本投資 は、再生可能エネルギー部門へのグループの投資を拡大すると見られており、これは、国のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を2030年までに35%まで高めるというエネルギー省の目標に沿ったものです。

取引の完了には、規制当局の承認と別の契約の締結が必要ですが、本ディールにより、MPICは、SPNECが授権資本金を500億ペソに増やした後、SPNECに対する持分を43%に増やすオプションを付与されます。

SPNECが授権資本金を100億ペソから500億ペソに増加するの理由は、8ギガワット以上の能力を持つ SPPPHIが保有する発電施設をSPNECに、資産株式交換で注入するためです。

本ディールが実現すれば、MPICはSPNECの筆頭株主になるオプションが与えられ、パンギリナン氏は SPNECの取締役会長に就任します。

これは、SPNECをフィリピン最大の再生可能エネルギー会社にすることを目標に、MPICグループが合計約190億株のSPNECの普通株を取得できるい一連のディールの最初のものです。

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本記事は下記ニュースを要約したものです。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/03/29/513596/metro-pacific-acquires-16-stake-in-spnec-for-p2-billion/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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