フィリピン ワクチン接種条件に隔離期間なしの入国再開

東南アジアで新型コロナワクチン接種の完了を条件に外国人の入国制限を緩和する動きが進んでおり、このうちフィリピンでは2年近くに及んだ制限が10日に緩和され旅行者などの入国が再開しました。

フィリピン政府は新型コロナウイルスの感染対策の一環として2020年3月から日本人を含めたすべての外国人の入国を厳しく制限してきましたが、国内のワクチン接種率が50%を超えたほか一日の新規感染者数も先月、過去最多の3万9000人余りに上ったあとは減少に転じ、9日は10分の1以下の3600人余りでした。

こうした状況を受けフィリピン政府は10日、日本を含めた157か国から渡航する外国人を対象にワクチンの接種を終えていることなどを条件に隔離期間なしの入国を再開させました。

首都マニラの国際空港に到着したマレーシア人の男性は「国境が開くと知りこの2年間離れ離れだったフィリピン人のパートナーと結婚するため、最初の飛行機に乗ってきました」と話していました。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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