林精鋼、22年2月までに倉庫棟建設

磨棒鋼などの製造を手掛ける林精鋼(東京都大田区)は、フィリピンのマニラ首都圏周辺のカビテ州に構える工場敷地内で建設を進めている倉庫棟が2022年2月までに完成する見通しを明らかにしました。投資額は1億円前後で、完成後は約600トンの在庫が可能になる見込みです。顧客の増加で供給先が多様化していることに対応します。
現地法人の林精鋼フィリピン(HSPI)が、今年5月に着工し既存工場の敷地内に面積1,500メートルの倉庫を建設します。現在は既存工場内に400~600トンの在庫を抱えているが手狭になっており、倉庫棟が建てば保管能力は倍増します。
林幹也社長は「12月末までの完成を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で2022年1~2月にずれ込む可能性がある」とのことです。
林精鋼は16年11月にフィリピン工場を建設しました。磨棒鋼を製造しており、9割を国内の日系企業に供給しています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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