比の富豪ランク、SMグルーブ・シー一族が3年連続首位

米経済誌フォーブスが9日発表した2021年版「フィリピンの富豪50人」ランキングで、大手財閥SMグループの創業者である故ヘンリー・シー氏の子息らが総資産166億米ドル(約1兆8,270億円)となり首位を維持しました。ヘンリー・シー氏が死去した後に遺産が相続されてから、3年連続で首位になりました。
2位は不動産ビスタ・ランド・アンド・ライフスケープスを率いるマヌエル・ビリヤル氏で、総資産67億米ドル。以下、5位までは昨年から順位に変動はありませんでした。
6位には、昨年10月にフィリピン証券取引所(PSE)に上場した通信サービス会社コンバージICTソリューションズの創業者デニス・ウイ、マリア・ウイ夫妻が新たにランクインしました。外食最大手ジョリビー・フーズ(JFC)会長のトニー・タン・カクチョン氏は前年の9位から7位に浮上しました。
上位10人には入らなかったものの、今年6月に上場した食品大手モンデ・ニッシンの共同創業者で社長のベティー・アン氏が20ランク上昇し、18位につけました。同社の会長や最高経営責任者(CEO)もランクインしました。
フォーブスによると、上位50人の半数以上で資産が増加し、資産は合計で前年比30%増の790億米ドルとなりました。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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