フィリピンのアグリ企業ANIがトウモロコシ生産を開始

AgriNurture(ANI)はダバオに26億ペソのトウモロコシプランテーションを開発し、ANIの売上を2倍にする計画。

このプロジェクトはフィリピン国営開発銀行から、20億ペソの長期ローンと6億ペソのエクイティーファイナンス(ANIの30%)で資金調達します。
ANIの社長兼最高経営責任者であるTiu氏は、これはトップラインを2倍以上にするとしています。2021年のトップラインは約50億ペソです。2023年には2倍以上にする計画としています。

ANIは、ダバオにある20,000ヘクタールの区画を使用し、そこから年間約200,000~300,000トンのトウモロコシを収穫する予定です。

ANIは、ハイブリッドトウモロコシの種子を使用し、最新の技術を使用して、1ヘクタールあたり年間約10〜15トン、年間合計200,000〜300,000トンのトウモロコシを生産できるようにします。

また、ANIは3年以内に年間少なくとも100万トンのトウモロコシを生産することを目標にしています。先住民との土地使用合意のプロセスに時間がかかるため、3年必要となります。

ANIは、フィリピン人のコメへの依存を減らすことを目的として、トウモロコシ産業を促進することを計画しています。トウモロコシと米を混合した「bigas-mais」を提供します。フィリピンの土地は、米よりもトウモロコシを栽培するのに適しています。

Tiu氏はアグリビジネスに専念するため、Ever Gotesco ResourcesとPhilippine Infradev Holdingsの取締役、社長、最高経営責任者を辞任しました。
彼が目指すのは、ANIの売上を増やし、収益性を改善し、新しいプロジェクトを導入し、国の食料安全保障問題の解決に貢献することとしています。

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本記事は、下記ニュースを要約です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/02/23/506397/agrinurture-invests-p2-6-billion-in-corn-farming/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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