三井物産が出資、MPIC非上場化へ

メトロパシフィックインベストメント(MPIC)は、コンソーシアムが公開買付けを通じて少数株主持分を買収し、証券取引所から上場廃止する計画を明らかにし、株価が急上昇しました。

First Pacific Co., Ltd.、GT Capital Holdings, Inc.、および日本の三井物産の486億ペソの公開買付けの後、PSEから上場廃止する計画を発表です。
コンソーシアムは、36.6%の株式を所有するMPICの少数株主を1株あたり4.63ペソまたは平均株価の22%のプレミアムで買収する予定です。

戦略的パートナーとしての三井物産の参入は、財務資源とグローバルネットワークの点で、同社に大きな利益をもたらす可能性があります。

メトロパシフィックホールディングス(MPHI)を通じて、ファーストパシフィックは約9,000万ドル(50億ペソ)を費やしてシェアを3.8%増やして49.8%に増やし、Ty主導のGTキャピタルは7,000万ドルを支払って2.9%の株式を追加します。合計20%にします。
MPHIは現在MPICの46.1%の株式を保有しており、GTCapitalは17.1%を保有しています。

MPICの非公開化の噂は年初からすでに始まっており、MPIを低価格で入手し、公開買付けのためにプレミアムで売却することを期待して、投資家が現在株式に群がっている状況です。

一部の投資家は価格が現在の価格よりもはるかに高くなるべきだったと考えているため、公開買付けは過小評価されていると考えています。一方、MPICは、価格がPSEの自発的な上場廃止規則を満たしていると考えています。

2022年、MPICは、前年の123億ペソから15%増の142億ペソの連結純利益を記録しました。
また、同社の純利益を第1四半期で30億ペソ、通年で160億ペソと予測されています。
主に有料道路、電力、水道などの事業の好調な業績により、MPICの純利益について楽観的な見方を示しました。

MPICは配電大手のManila Electric Co.、水道事業者のMaynilad Water Service, Inc.、有料道路事業者のNorth Luzon ExpresswayとSubic Clark Tarlac Expresswayに投資しています。また、ライトレールトランジットライン1と、マカティメディカルセンターやアジアンホスピタルアンドメディカルセンターなどのいくつかの私立病院も運営しています。

MPICは、香港に本拠を置くFirstPacificの3つの主要なフィリピンユニットの1つであり、その他はPhilex Mining Corp.とPLDT Inc.です。

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この記事は、以下ニュースの要約です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/05/01/520054/mpic-shares-rise-after-its-plan-to-go-private/

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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