首都圏バス専用レーン、23年初めに着工

フィリピン運輸省は6日、マニラ首都圏のバス高速輸送システム(BRT)1号線の整備計画で、マニラ市役所―ケソン市フィルコア間(12.3キロメートル)を結ぶバス専用レーンの建設を2022年末から23年初めまでに開始したい考えを示しました。
完成は23年中を予定していて、現在は技術面などのコンサルティング契約の準備が進んでいます。1日当たりの利用客は最大29万人を見込んでいます。
世界銀行は17年、総事業費1億941万米ドル(約120億円)のうち、4,070万米ドルを融資することを決めました。資金は運輸省とマニラ、ケソン両市の連携の下で執行します。
世銀は中部セブ州セブ市のバスシステムの整備計画も支援しています。総事業費2億2,850万米ドルのうち、1億1,600万米ドルの融資を決めました。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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