6月の工業生産、量・額ともに伸び5倍

フィリピン統計庁(PSA)は6日、2021年6月の工業生産量が前年同月比5.5倍だったと発表しました。工業生産額も5.4倍に拡大しました。生産量、生産額ともに3カ月連続で前年を上回りました。
6月の主要工業総合調査(MISSI、速報値)で、工業生産量指数(18年=100)は93.0、工業生産額指数(同)は83.7でした。いずれも22業種のうち19業種が前年同月を上回り、上昇幅が最も大きかったのは石炭・石油精製品でした。
回答企業489社のうち、6月の設備の平均稼働率は67.7%となり、前月の66.6%(改定値)から上昇しました。稼働率が90%以上の企業は全体の26.5%でした。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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