海外移住は、永住権やビザを取得して海外に生活拠点を移すことを指します。
近年では、インターネットの普及によりパソコンやスマートフォンがあれば仕事をできる時代です。
そのため、海外移住を検討する方も多くなりつつあります。
しかし、海外移住について下調べをしないと、移住後に問題が発生するケースも少なくありません。
この記事では、海外移住先を選ぶポイントやおすすめの移住先について詳しく解説します。
今後、海外移住を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
>フィリピン永住権セミナー開催中!
どんな時でも入国できて、期限関係なく住めて、仕事したり、遊んだり、そして資産も持てる国で永住権をお探しの方必見のセミナーです。
海外移住先を選ぶ7つのポイント
海外移住先を選ぶ際は、以下の7つのポイントを確認しておくことが大切です。
- 治安
- 気候
- 文化
- 英語
- 生活費
- 医療・教育制度
- ビザ・永住権の取得方法
上記のポイントを事前に確認しておき、ご自身に合う条件の国があるか、移住後も無理なく過ごせるか調べておきましょう。
ポイント①:治安はよいか
海外移住において重要なポイントの1つは「治安の良さ」です。
日本では、座席を確保するためにかばんを置いてその場から離れたり、電車の中で居眠りしたりしても問題は起こりません。
しかし、海外ではそれらの行為が盗難に繋がる可能性もあり、日本での当たり前が通用しない可能性も高いようです。
そのため、治安が悪い国や都市を選んでしまうと、事件に巻き込まれる場合や命の危険を感じる場合も考えられます。
最悪の場合、強盗や拉致など重大な犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
危険を回避するためにも、あらかじめ外務相の海外安全ホームページを確認し、移住先の治安を把握しておきましょう。
ポイント②:過ごしやすい気候か
移住先が過ごしやすい気候かどうかも事前に確認しておきたいポイントの1つです。
四季がある国、つねに夏、冬の国、雨季と乾季の国など国によって気候は様々あります。
移住先で人気な国のほとんどは、温暖な気候の国で気温の変化が少ない乾燥した地域です。
人によって気候の好みはさまざまなので、現地で過ごしやすい気候かどうかを見極めてから移住するといいでしょう。
ポイント③:現地の文化に馴染めそうか
海外移住では、現地の文化に馴染めるかどうかの確認も重要です。
たとえば日本食が簡単に手に入らず、不自由に感じることもあるでしょう。
現地の食文化が合わない場合、日々の積み重ねが大きなストレスになりかねません。
そのため、事前に移住先の地元のレストランやスーパーマーケットに足を運び、どのような食材があるか確認することが重要です。
また、日本は無宗教の人が多いため、宗教への関心がないという方も多いでしょう。
しかし、海外では宗教に重きを置いている国も多いため、事前に確認しておくべきです。
たとえば、イスラム教徒が多い国の場合、教徒のための設備やルールが定められていたり、専用のメニューが用意されていたりする場合があります。
現地の文化や宗教に馴染めるかを判断するためにも、実際に足を運んで下見をしておくとよいでしょう。
ポイント④:英語は通じるか
海外移住先を選ぶ際は、どのくらい英語が普及しているか調べましょう。
たとえば、メキシコやアルゼンチンで暮らしてみたいと思っても、スペイン語を一から勉強するのは時間がかかります。
その点、英語であれば中学・高校で基礎を勉強している方がほとんどです。
したがって、英語が通じるフィリピンやオーストラリアなどに移住すると、比較的コミュニケーションを取りやすいです。
人との会話が成立しないと不便な点が多かったり、ストレスの原因になったりするので、できれば英語が通じる国を移住先に選択しましょう。
ポイント⑤:生活費はいくらくらいかかるか
海外移住の際に欠かせないポイントは「生活費」です。
国によって物価はさまざまで、日本より高い国もあれば安い国もあります。
たとえば、フィリピンで単身の場合、1か月にかかる生活費は約8万円なので、日本に比べて生活費を安く済ませられるのが特徴です。
海外移住先の生活費が気になる方は、事前に家賃やタクシー料金、飲食店の値段など生活に必要となる施設での料金を確認しておきましょう。
なお、フィリピンの生活費事情について詳しく知りたい方は「フィリピン移住後の生活費はいくら?1ヶ月あたりの内訳を徹底解説」も合わせてご覧ください。
ポイント⑥:医療・教育制度は充実しているか
海外での医療・教育制度が充実しているかどうかも移住先を選択する際に確認しておきましょう。
日本では医療・教育体制が整っていますが、海外では日本と同じような医療や教育を受けられない可能性もあります。
特に医療面は命に関わるので、しっかりと確認しておきましょう。
その際に保険が適用されるのかも確認しておくと安心です。
ポイント⑦:ビザや永住権は取得しやすいか
海外移住の際は、ビザや永住権を取得する必要があります。
ビザや永住権の取りやすさは国によって異なるため、事前に確認しておくべきです。
たとえば、フィリピンであれば3年間観光ビザで滞在できます。
また、職種や学歴、貯金額によっても取得しやすさが異なるので、移住したい国でビザを取得できるかは要確認です。
海外移住におすすめの国7選
日本人に向いているおすすめの海外移住先は、以下の7ヵ国です。
- フィリピン
- マレーシア
- タイ
- ベトナム
- シンガポール
- アメリカ
- 中国
以下でおすすめの海外移住先を紹介していきます。ぜひ移住先を選ぶ際の参考にしてください。
おすすめの移住先①:フィリピン
フィリピンは乾季と雨季で過ごしやすい気候で、物価も安いので日本人が過ごしやすい移住先の1つです。
日本から近く、約4時間程度のフライトで到着します。
そのため、時差が1時間で日本に住む家族や友人、仕事先と連絡が取りやすい点もメリットに挙げられます。
また、フィリピンは第二言語が英語なので、コミュニケーションが不安な方にもおすすめです。
さらに、最近では大手の日本食レストランも増えてきているので、移住後の食事に困らない点も魅力的なポイントといえるでしょう。
フィリピンの永住権取得方法について詳しく知りたい方は「フィリピン永住権の取得方法と必要となる費用 免税についても相談を」もご確認ください。
【YouTube】フィリピン永住権|海外移住を考える人の多くがフィリピンの永住権を取りにくる理由とは?
おすすめの移住先②:マレーシア
マレーシアは1年中温かい常夏の国で、日本人が選ぶ海外移住先でも上位にランクインしています。
海や熱帯雨林など自然が多いため、自然が好きな人におすすめの移住先です。
公用語はマレー語ですが、英語が通じやすいのでコミュニケーションも容易にとれます。
マレーシアでは、MM2H(マレーシアマイセカンドホーム)と呼ばれるビザがあり、取得することで10年間の長期滞在が可能です。
永住はもちろん、長期滞在してみたい方にもおすすめの国といえるでしょう。
おすすめの移住先③:タイ
タイは国民の多くが仏教徒であり、お米を食べる文化があることから、日本人が暮らしやすい国として人気です。
インフラや医療制度も充実しており、日本語が話せるスタッフも在籍している病院もあるため、もしもの場合にも安心して利用できるでしょう。
しかし、近年のタイは家賃やタクシー代、飲食費などが高騰しており、日本とあまり変わらない生活費がかかります。
そのため、お金に余裕のある人の海外移住先としておすすめです。
おすすめの移住先④:ベトナム
ベトナムも日本人の海外移住先として人気の高い国です。
ベトナムには日本人が多く、日本人向けのレストランやカフェなど日本語で対応してもらえる施設やサービスが豊富です。
また、温暖な気候で過ごしやすく、地域によっては日本と同じように四季もあるため、日本人に合った環境といえるでしょう。
物価は日本よりも安く、ベトナムの人気料理であるフォーは1杯150円程で食べられます。
フォー以外にも、日本人に合った優しい味付けの料理が多いので、移住後の食生活に不安がある方におすすめです。
おすすめの移住先⑤:シンガポール
シンガポールは比較的治安がよく、自然災害が少ない安心安全な国です。
シンガポールの治安の良さは、世界の中でもトップクラスを誇り、罰則も厳しいので、犯罪の件数自体が非常に少ないのが特徴です。
また、医療・教育のレベルがともに高く、日本語が通じる病院もあります。
ただし、病院での診療は自由診療となるので、シンガポール移住をお考えの方は、保険会社の医療保険や長期の海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。
おすすめの移住先⑥:アメリカ
アメリカは多文化国家であり、ご自身が思い描いた海外の暮らしをしたい、またはビジネスチャンスを掴みたい方におすすめの移住先です。
公用語は英語のため、英語のスキルを磨きたい方にも向いています。
なお、アメリカは広い国なので、地域や州によって医療や教育制度、物価などが大きく異なります。
文化や治安なども大きく異なるため、自分に合った地域をしっかりリサーチしたうえで移住に踏み切りましょう。
おすすめの移住先⑦:中国
中国は日本人も馴染みがある文化を持つ国で、日本食のレストランや商品も流通していることから海外移住先として人気の国の1つです。
また、近年では中国語を話せる人の需要も高くなりつつあるので、中国語を学びたい方にもおすすめの移住先といえます。
海外移住にはフィリピンがおすすめ
気候や物価、ビザの取得しやすさなど総合的にみた結果、海外移住先としてフィリピンは非常におすすめの国です。
海外移住の際は、ビザの取得や渡航費、滞在費の他にも海外移住後の生活費や医療・教育制度によって費用が大きく異なります。
また、フィリピンの中でもマニラにいるのと、ボホールやバギオなどの田舎にいるのとでは生活費が大きく異なります。
そのため、実際に現地へ行ってご自身に合った生活ができるかどうかを確認しておくことが大切です。
本記事でご紹介した海外移住先を選ぶポイントを参考に、ご自身に合った海外移住先を選びましょう。
弊社GSR株式会社では、フィリピン移住に役立つ情報を発信しております。
現在友だち追加で「フィリピン移住基本ガイド」全員プレゼント中!
特典はこちらのLINEからお受け取りください
【関連記事】フィリピン永住権の種類と申請条件を解説 クオータービザの申請について相談を セミナーも開催
【関連記事】東南アジアに移住するのにおすすめの3つの国と失敗しないための対策
【関連記事】フィリピン現地視察を成功させるための手順 短期間の滞在でも保険に加入を
この記事の監修

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
———
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。