フィリピンのマニラ首都圏東部などで水道事業を手掛けるマニラ・ウォーター(MWCI)は4日、実業家エンリケ・ラソン氏が会長などに就任すると発表した。
3日開催した取締役会で決定した。ラソン氏は会長のほか、社長、最高経営責任者(CEO)、取締役会の会長などを兼任する。
前任は、会長と取締役会の会長がフェルナンド・ゾベル・デアヤラ氏、社長兼CEOがホセ・アルメンドラス氏だった。
ラソン氏が率いるトライデント・ウォーターは現在、大手財閥アヤラ・コーポレーションの子会社だったマニラ・ウォーターの株式52.16%を握っている。残る株式はアヤラとその子会社が保有している。