フィリピンの通信サービス会社コンバージICTソリューションズは3日、通信大手PLDT傘下の2社に出資したと発表した。取引額は750万米ドル(約8億3,000万円)。通信インフラ網の拡大を目指す。
PLDT傘下のデジタル・テレコミュニケーションズ・フィリピン(デジテル)の子会社で、海底ケーブル陸揚げ局を運営するデジテル・クロッシングの40%株を484万米ドルで取得した。さらに、デジテルの子会社アジア・ネットコム・フィリピン(ANPC)の60%株を約266万米ドルで取得した。
デジタル・クロッシングは、アジア間を結ぶ海底ケーブル「イースト・アジア・クロッシング(EAC)」と「シティー・トゥー・シティー(C2C)」の陸揚げ局を運営している。
この記事の監修
一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。