ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)事業を手掛けるシンガポールのエバーライズは、フィリピンの社員を現在の3,000人から増強すると明らかにしました。サービス拡大に対する既存顧客の需要に応じるため、デジタル形態での顧客サポートの担当者を増やす意向です。
追加雇用の詳細は明らかにしていません。フィリピンでは季節雇用を含め約3,000人の顧客サービス担当者を常時雇用しています。在宅勤務とコールセンター勤務の両方で長期雇用の社員を増やしたい考えです。
エバーライズはテクノロジー、保健・医療、電子商取引(EC)分野の大手企業です。各分野の既存顧客から、ライブチャットを使ったサポート機能や、ソーシャル・メディア資産のコンテンツ管理支援に関連したサービスが求められているようです。
この記事の監修
一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。