南北鉄道の第3期、25年に一部開通目指す

フィリピン運輸省は13日、マニラ首都圏と郊外を結ぶ南北通勤鉄道の延伸事業(パンパンガ州クラーク国際空港―ラグナ州カランバ)について、2025年末までに第3期区間の一部開通を目指す方針を明らかにしました。28年4~6月に全線開通を見込んでいます。

首都圏モンテンルパ市アラバン―カランバ間を25年末までに開通します。一部開通により1日当たり34万人、全体で同55万人が乗車できるようになります。建設工事で1万635人の新規雇用が生まれるとの見方を示しました。

第3期は南延伸区間に当たり、マニラ市ソリス―同市ブルメントリット―カランバ間(56.5キロ)を19駅で結びます。開通すれば、マニラ市からカランバまでの所要時間は現在の最大4時間から1時間に短縮される見通しです。

運輸省は、第3期区間の車両基地の土木工事に関して、14日に入札を始める予定です。向こう3~4ヶ月で受注企業が決定します。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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