セブといえば、世界中から多くの観光客が訪れるリゾート地といったイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、実際にはビジネス街としての側面もあり、幅広い需要が取り込める注目のエリアです。
フィリピンで投資先を探している方のなかにも、セブの最新情報が知りたい方は多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年の最新情報を交えながら、セブの不動産に投資するメリット・デメリットを解説します。
最新の注目エリアやおすすめ物件の情報も公開しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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セブ島とは
セブとは、観光と経済が融合したフィリピン第二の都市です。
フィリピンの首都であるマニラからは、飛行機で約1.5時間ほどの距離に位置しています。
セブは「セブ州」と呼ばれる州であり、その中心部となるのが「メトロセブ」です。
メトロセブは「セブ市」「マンダウエ市」「マクタン島(ラプラプ市)」を始めとしたさまざまな行政単位で構成されています。
メトロセブを構成する各市の特徴は、下記の通りです。
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- セブ市:ITや金融系の企業が拠点を置くオフィス街
- マンダウエ市:コンドミニアムの開発が進むエリア
- マクタン島:マクタン・セブ国際空港があり、美しい海が広がるリゾート・観光エリア
マニラとの大きな違いは、ビジネスと観光が融合する場所でありながら、エリアによってはっきりと地域性が出る点です。
物件選びの際は重要なポイントになるため、覚えておきましょう。
セブのエリア情報や不動産投資の基本を知りたい方は、以下のYouTube動画もあわせてご確認ください。
セブ島で不動産投資をするメリット3選
ここからは、セブの不動産に投資するメリットを3つ解説します。
メリット①:実需と観光の両面から収益を期待できる
セブ島における不動産投資のメリットは、実需と観光の両面から収益を狙える点といえます。
実需とは、現地のフィリピン人が賃貸で住むための需要です。
セブはオフィス街としてたくさんの労働者が集まるエリアのため、職場の近くで暮らしたいフィリピン人や外国人労働者のニーズがあります。
そのため、ニーズを的確に汲み取った物件選定ができれば、安定した経営に一歩近づくでしょう。
一方、観光客をターゲットにしたホテルコンドミニアム中心の戦略も考えられます。
コンドミニアムとは、分譲物件を区分所有することです。
セブはホテルの需要に対し供給が追いつかない状態が続いており、観光面の不動産ニーズが高いエリアです。
コロナ禍以降に観光需要が回復するのを見据えて、ホテル投資に舵を切る戦略も考えられるでしょう。
なお、セブの不動産需要に関して詳しく知りたい方は、以下のYouTube動画もあわせてご確認ください。
メリット②:インフラ整備が進み地価が上がる可能性がある
セブでは、インフラの整備が着々と進んでいます。
たとえば2022年4月に、マクタン島とセブ本島をつなぐ3本目の橋が完成しました。
近年、マクタン島は、観光客の増加による深刻な交通渋滞に悩まされていましたが、課題解消に向けひとつ進展したといえます。
さらに、現在4本目の橋も建設中で、完成すればマクタン・セブ国際空港にほど近い場所から本島への移動が可能です。
日本で新しい駅が建設されると周辺の不動産価格が上昇するように、交通課題が改善されると利便性を求めた実需の高まりが期待されます。
マクタン島のエリア情報を詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてください。
メリット③:大規模開発プロジェクトが進行中
大規模開発プロジェクトが進行している点も、セブで不動産投資を行うメリットの一つです。
不動産投資家の多くがセブシティやマクタン島に注目するなか、大規模プロジェクトが進行しているエリアがリロアンです。
リロアンとは、マンダウエ市からさらに北側に位置するエリアで、セブ市から14kmほどの距離にあります。
プロジェクトの概要は、およそ200ヘクタールの土地に豊かな自然を有した小さな街をつくるというものです。
先述した4本目の橋が開通すると、空港からリロアンまでの移動が格段にスムーズになることから、需要のアップが期待できるエリアです。
弊社ではいち早くリロアンのプロジェクトに着目し、さまざまな角度から情報収集を進めています。
セブやリロアンのおすすめ物件情報や、不動産投資のコツについて詳しく知りたい方は、ぜひセミナー参加をご検討ください。
また、お客様一人ひとりに合わせたご提案ができるよう、オンライン個別相談も受け付けております。
ご自身に最適な投資方法を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
セブ島で不動産投資をするデメリット3選
ここからは、セブの不動産投資に関するデメリットを3つ解説します。
デメリット①:プレビルドは計画が頓挫する可能性がゼロではない
セブの不動産投資に関するデメリットとして、プレビルドは計画が頓挫する可能性がゼロではないことを覚えておきましょう。
仮に建設計画が頓挫した場合は、損失を被る危険性があるため、プレビルドに投資する場合は、事業計画をしっかりと見極めなければなりません。
「プレビルド」とは、工事が始まる前に物件を購入する投資手法で、おもに海外の不動産投資で用いられます。
完成後の物件と比べて割安で購入できるため、投資に成功すれば高い利回りや大きな売却益が狙えるでしょう。
しかし、デベロッパーの資金難などが原因で計画が白紙になった場合、投資資金が全額回収できない可能性も考えられます。
一般的な不動産投資と比べて、ハイリスクハイリターンの投資であるといえるでしょう。
なお、プレビルドのデメリットは、既に完成している中古コンドミニアムを利用することで簡単に回避できます。
損失を回避するためにも、それぞれの資産や収入に合わせた、リスク許容度の把握が必要不可欠です。
【関連記事】フィリピン投資はコンドミニアムが熱い!高級物件のホテル運用や中古物件の扱いを解説
デメリット②:外国企業や景気動向の影響を受けやすい
外国企業や景気動向の影響を受けやすい点も、セブの不動産に投資するデメリットの一つです。
セブのオフィス街に拠点を置く企業は、多くが外国企業です。
そのため、セブの経済活動は外国企業の動向によって影響されやすい側面があります。
たとえば、企業の業績が悪化しフィリピンの拠点から撤退する場合、雇用が一気に失われ経済活動にも影響があるでしょう。
また、セブで活動する企業はIT系や金融系の業種が多く、景気動向の影響を受けやすいといえます。
不況のあおりを受けて撤退や倒産となれば、同様の影響がある可能性は考慮しておかなければなりません。
デメリット③:治安は日本と比べて不安が残る
セブの治安は、日本と比べて不安が残ります。
外務省の海外安全ホームページによると、2024年1〜3月にセブ州で発生した犯罪は、以下の通りです。
- 殺人(未遂含む):45件(前期46件)
- 傷害:104件(前期119件)
- 強制性交:58件(前期73件)
- 強盗:78件(前期80件)
- 窃盗:255件(前期264件)
参照:【安全対策情報】セブ州犯罪統計(2024年1月~3月)|外務省
上記の通り、日本に比べると、犯罪発生件数は多いのが現状です。
物件周りの治安は、入居率に影響するひとつの要因でもあるため、入念に下調べをしたうえで、慎重に判断する必要があるでしょう。
ただし、他の東南アジアと比べると、セブの治安は比較的安定しているので、危機管理さえあれば安全に生活できます。
エリアの特性の一つとして押さえておきましょう。
【関連記事】フィリピン移住を後悔した瞬間8選|移住前に行う事前準備をご紹介
セブ島で不動産投資に注目のエリア4選【2025年最新版】
最後にセブで不動産投資を考える際の候補地として、2025年最新版の注目エリアを4つ紹介します。
エリア①:セブシティ
セブで不動産投資を考えるにあたって「セブシティ」は外せないエリアの一つです。
セブシティ(セブ市)は、メトロセブを構成するセブ州の州都であり、フィリピン国内で第5位の人口と大きな経済圏を誇っています。
ITや金融系の企業が拠点を置くオフィス街のため、セブシティでは実需に根差した投資戦略が考えられるでしょう。
なお、フィリピンは生産年齢人口が他国よりも若く、順調な経済発展が続いています。
セブもフィリピン国内の経済発展を支える都市の一つです。
マニラ同様、インフラも整いつつあることから、地方都市としての注目度は高いといえます。
加えて、湾岸開発が進み、国内の近隣エリアや諸外国にアクセスしやすくなっている点も見逃せないポイントです。
セブの湾岸開発や今後の発展に関する詳細を知りたい方は、以下のYouTube動画もあわせてご確認ください。
エリア②:マクタン島
セブで注目したい不動産投資エリアの一つが「マクタン島」です。
マクタン島は、セブ州の東に浮かぶ島です。
本島とは3本の橋で結ばれており、現在4本目の橋が建設されています。
マクタン・セブ国際空港は、2018年に大規模リニューアルされ、年間利用者の上限が1,250万人へと2倍以上になりました。
マクタン島の東側は美しい海で知られており、高級ホテルが並ぶエリアもあります。
マクタン島で不動産投資を考える際の注目ポイントは、ホテル需要です。
ホテルの供給が慢性的に不足しているため、観光客のニーズを掴めるかがポイントになります。
なお、弊社ではマクタン島の最高級ホテル&レジデンス物件も取り扱っています。
充実した設備を取り揃えたハイステータスな注目物件の詳細を知りたい方は、以下のページをご確認ください。
エリア③:リロアン
「リロアン」もセブで不動産投資を考える際の候補地に挙がるエリアといえるでしょう。
2019年にフィリピンで最も住みたい街のひとつに選ばれたのが、リロアンです。
緑豊かな山間部に位置しており、東側は海に面しています。
リロアンは、セブ市やマクタン島のように開発が進んでいないため、今後の成長を見越して購入する方針が考えられます。
すでに大規模プロジェクトが進行中であり、価格が安いうちに購入すれば、今後物件価格が上昇した際に利益を手にできる可能性もあるでしょう。
なお、弊社ではリロアンのおすすめ物件情報もご紹介しています。
ゴルフ会員権・永住権付きの大きな利回り・収益率が期待できる注目物件の詳細は、以下のページをご確認ください。
エリア④:マンダウエ
セブで近年注目を集める不動産投資先の一つが「マンダウエ」です。
マンダウエは、セブシティとマクタン島の間に位置している地域です。
市街地のイメージが強いですが、ショッピングモールや複合施設も複数建設されており、利便性の高いエリアとして知られています。
市内にある「A.S.フォーチュナ通り」には、日本食レストランが複数営業するセブ島初の日本人街「NEO TOKYO(ネオトーキョー)」も位置しており、多くの観光客で賑わっています。
近年ではコンドミニアムの建設ラッシュも始まっており、不動産投資先としてはもちろん、日本人の海外移住先としても人気が期待できる注目エリアといえるでしょう。
【関連記事】日本人の海外移住者が増加している理由とは?移住先として人気の国5選
セブ島で不動産投資を始めるなら
セブは実需と観光を兼ね備えた、巨大な経済圏です。
マニラと比べると、エリアごとにさまざまな投資戦略を立てられるのが魅力のひとつといえるでしょう。
たとえば、観光地で不足するホテル供給や、ビジネス街の実需を取り込むことが挙げられます。
まずは気になる物件があるか探しながら、シミュレーションしてみるのがおすすめです。
GSR株式会社では、公式LINEでフィリピン・セブの不動産投資に関するお役立ち情報を定期的にお知らせしています。
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この記事の監修

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。