【海外移住におすすめ】永住権が取りやすい国9つをアジア・ヨーロッパ・英語圏に分けて解説

永住権が取りやすい国9つをアジア・ヨーロッパ・英語圏に分けて解説

近年では、日本よりも豊かな生活や環境を求めて、海外永住を検討する方が増えています。

そして海外に永住する際、考えなければならないのが、永住権の取得です。

永住権を取得すれば、出入国や滞在期間が自由になり、ビザの更新が無くなるため、海外移住を検討している方は必須といえるでしょう。

しかし、永住権の種類や取得の条件は国ごとで異なるので、入念にリサーチしておく必要があります。

本記事では、永住権が取りやすい国について、アジア・ヨーロッパ・英語圏から9つご紹介します。

永住権の種類や申請条件についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。  

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アジアの永住権が取りやすい国3選

アジア圏で永住権が取りやすい国について、以下の3カ国をご紹介します。

  1. フィリピン
  2. マレーシア
  3. タイ

アジア圏への永住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。  

 

フィリピン

フィリピンは日本と比べると物価が安く、日本人の移住者が年々増えている人気の移住先です。

また、近年では首都マニラのBGCを中心に経済成長が加速しているため、今後さらに住みやすい国になっていくと予想されます。

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なお、フィリピンの永住権は、大きく分けて以下の3種類あります。

それぞれの永住権の申請条件については、以下の通りです。

永住権の種別 申請条件
特別移住退職者ビザ(SRRV)
  • 35歳以上
  • 2万USドル以上の預金
  • 21歳未満の同伴が可能
  • 年会費360USドル
結婚用・永住移住査証ビザ
  • 18歳以上
  • 1500~2000ペソの取得費
  • フィリピン人と結婚している
特別割当移住査証
  • 20歳以上
  • 5万USドル以上の預金
  • 2万ペソの取得費

フィリピンの永住権の詳しい取得方法については、以下の記事にて詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

 

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マレーシア

マレーシアもアジア圏では、日本人に人気の移住先です。

永住権を申請するためには、まず特定の長期ビザで5年間マレーシアに滞在し、以下の3つのカテゴリーのいずれかに属している必要があります。

  1. 投資家
  2. 高度なスキルを持った専門家
  3. マレーシア人の配偶者

それぞれ、申請するにあたって条件があり、取得できるビザが異なります。

たとえば「MM2H」というビザは、3つのランク(ティア)があり、マレーシアでの銀行預金が

プラチナティアでは、RM5,000,000万(約1億5500万円)、ゴールドティアではRM2,000,000万(約6200万円)、シルバーティアではRM500,000(約1550万円)の定期預金を持つ必要があります。

そして、どのティアを選んだとしても、すべての申請者は年間60日間以上マレーシアに滞在する必要があるため、取得難易度は高いといえるでしょう。

また、金銭面以外にも今までに犯罪歴が無いことや、30歳以上ある必要があり、年齢の条件もあります。

 

タイ

タイへの永住権の付与は、国ごとに年間100人までの制限があり、申請から取得するまでに1〜3年の期間がかかるといわれています。

なお、永住権を申請できる人は、以下の4つのカテゴリに分けられます。

  1. タイ国内に就労している人
  2. タイ人の配偶者、もしくは家族がいる
  3. タイに投資している人
  4. タイの国益に貢献できる技能を持った人

また、すべてのカテゴリに共通して必要な条件は、以下の3点です。

  1. 日常会話レベルのタイ語の習得
  2. 長期ビザを保有し、1年間の滞在許可を3年以上得ている
  3. 過去に犯罪歴がないこと

各カテゴリにおいて追加の諸条件はありますが、おおむね上記の条件をクリアできれば、タイの永住権の申請が可能です。  

 

ヨーロッパの永住権が取りやすい国3選

ヨーロッパ圏で比較的、永住権が取りやすい国は以下の3ヵ国です。

  1. オランダ
  2. ラトビア
  3. ハンガリー

各国における永住権の種類や取得条件をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。  

 

オランダ

子供の幸福度世界一として知られるオランダは、日本人移住者にとって、ビザが取りやすい国として有名です。

なお、オランダで永住権を取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 5年間連続でオランダに居住していること
  • 長期的かつ十分な額の収入があること
  • 市民統合テストの合格証明

日本人の個人事業主の場合、オランダで起業する際に労働許可や滞在許可が不要といった点で優遇されます。

したがって比較的、少額の資金で起業家ビザを取得しやすいといえるでしょう。  

 

ラトビア

ラトビアはEU諸国と比べて物価や不動産が安く、治安も悪くないため、世界的に移住しやすい国として有名です。

ラトビアで永住権を得るためには、まず以下、6つの長期ビザのどれかを保有しておく必要があります。

  1. 就労ビザ
  2. 投資家ビザ
  3. 不動産投資ビザ
  4. 起業家ビザ
  5. EUブルーカード(EU内の居住、就労を許可するビザ)
  6. 家族ビザ

上記6つのビザを取得すると、通常1年ごとに更新が必要です。

これを5年間、継続更新し、なおかつラトビア語認定試験で一定の語学力を証明できれば永住権を申請できます。  

 

ハンガリー

「ドナウの真珠」として知られるハンガリーも移住先として人気が高い国の一つです。

なお、ハンガリーの永住権獲得は大きく以下の3つに分けられます。

ビザの種類 条件
家族用滞在許可証
  • ハンガリー国籍を持った人と結婚している
  • ハンガリーか他EU加盟国で発行されたパートナー証明を持っている人が申請可能
国立永住許可証
  • 5年以上の滞在
  • 住居と生活資金の保証があるか
  • 医療費を負担できるか
国家利益を目的とした国立永住許可証
  • 申請者がハンガリーに滞在することで国益につながると判断された場合

細かい条件は、ビザによって異なりますが、ヨーロッパの中では比較的永住権が取りやすい国として有名です。

 

英語圏で永住権が取りやすい国3選

英語圏で比較的、永住権が取りやすい国は以下の3ヵ国です。

  1. ニュージーランド
  2. カナダ
  3. アメリカ

前提として、英語圏は他の地域に比べて、永住権の取得が困難です。

その中でも比較的、永住権を取得しやすい3ヵ国の永住権の種類や取得条件をご紹介します。  

 

ニュージーランド

ニュージーランドの永住権の申請はポイント制です。

申請者の学歴や職歴、雇用のオファーなどで加点され、一定のポイントを超えると永住権の申請が可能となります。

なお、永住権申請は大きく、以下の4つのカテゴリに分けられます。

  1. 技術移民部門
  2. 投資家部門
  3. 起業家部門
  4. リタイアメント部門

投資家、起業家、リタイアメント部門はある程度まとまった資金が必要で、取得が難しいのが特徴です。

そのため、多くの日本人は技術移民部門で永住権の取得を目指します。

技術移民部門の場合は、ニュージーランドで技術職に内定しているか、英語力があるかなどの条件をクリアしなければなりません。

そのうえで、必要なポイントを満たしている場合、永住権の申請・取得が可能です。  

 

カナダ

カナダは世界でも有数の移民国家であり、永住権も比較的、取得しやすいといわれています。

カナダでは毎年40万人以上の移民を受け入れているため、永住権の取得に関して、多数のプログラムが用意されています。

大きくカテゴリー分けすると、以下の2種類です。

  1. エコノミッククラス(経済移民)
  2. ファミリークラス(カナダ人との結婚など)

エコノミッククラスは、カナダ経済に貢献できる優秀な移民を積極的に受け入れるためのプログラムです。

カナダへ移民する人の半数以上が、このクラスから永住権を申請しています。

ファミリークラスは、結婚により、カナダへ移住するためのプログラムです。

カナダ人と結婚する、もしくは永住権を持っているカナダ人をスポンサーとして、配偶者に永住権が与えられます。  

 

アメリカ

アメリカには「グリーンカード」と呼ばれる永住権があり、取得すればアメリカへの出入国や滞在、国内での職業も自由に選択できます。

永住権の申請方法はいくつかありますが、以下の5つが一般的です。

  1. アメリカ人との結婚による申請
  2. アメリカの雇用先を通して申請
  3. 抽選永住権への応募
  4. アメリカへの投資を通じて申請
  5. 自身の才能・能力による申請

他にも、以下のような手段で永住権を取得するケースもあります。

  • アメリカ人の配偶者や企業がスポンサーとなって永住権を取得する
  • アメリカ企業に100万ドル以上の投資を行なって永住権を取得する

中でも特徴的なのが「抽選永住権への応募」です。

これは年に1回、世界各国の応募者から抽選で永住権を発行する制度であり、年間5万件の永住権が発行されています。  

 

フィリピンで永住権を取るなら

アジア・ヨーロッパ・英語圏で永住権が取りやすい国について解説しました。

国によっても永住権の取得方法は様々で、永住権の種類も多岐にわたることを理解していただけたかと思います。

中でもフィリピンは、他国と比べて永住権を含めたビザが取りやすく、物価や生活費が安く治安も良いため、海外移住先として魅力的な国の一つです。

GSR株式会社では、フィリピンの永住権の取得をサポートするコンサルティングを提供しています。

フィリピンで永住権の取得を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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